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FINLAND'S CHRISTMAS

Vol.2 クリスマスのすごしかた

日本では恋人とすごしたり、友人とパーティーを開いたり、イベントに参加したり、というのが一般的なクリスマスのすごしかたですが、ヨーロッパでは家族とすごすのが主流だそうですね。
はい。クリスマスは家族との時間ですね。最近は、クリスマスツアーという名目で日本からもクリスマスシーズンにフィンランドへの旅行が増えているみたいですが、クリスマスイヴとクリスマス当日は家族とすごす時間なので、レストランをはじめとするお店はみんなお休みになってしまいます。家族が揃って一緒にクリスマスディナーを食べるというのが昔からのならわしで、とても大切にされています。クリスマスディナーは各地域、各家庭でそれぞれの特色があって、ふるさとの味、おふくろの味というように、大勢集まったときにはそれぞれ持ち寄って、様々な味を楽しんでいます。
日本でいうおせちやお雑煮のような。
そうですね。家庭でクリスマスディナーを楽しむのは、クリスマスイヴとクリスマス当日ですが、レストランではアドベントと同時にクリスマスディナーを楽しめるようになります。12月にフィンランドを訪れてレストランに行くと、たいていクリスマスディナーになりますね。フィンランド人は、普段ほとんど同僚と仕事帰りに食事に行くことはないのですが、クリスマスの時期は一緒にレストランに行ってクリスマスディナーを食べます。クリスマスシーズンに同僚と食事に行くことを、「ピックヨウル」といいます。小さなクリスマス、ミニクリスマスパーティーという意味です。このときばかりは無礼講で、何を発言してもいい日。上司の悪口を言っても許される日です(笑)。
忘年会や仕事納めの納会みたいですね。
近いですね。フィンランド人はピックヨウルやクリスマスディナーをとても楽しみにしていて、クリスマスが始まるのをワクワク心待ちにしていますね。街もクリスマスマーケットが出たりデパートのショーウィンドウもクリスマス仕様になったり、本当に華やかになります。アドベントが始まる日は合唱隊が登場してクリスマスキャロルを歌ったりしてとても盛り上がります。
数年前、クリスマスシーズンにドイツに行ったことがありますが、クリスマスマーケットが本当に華やかで素敵でした。ドイツではメリーゴーランドがあって遊園地のようでした。
ヨーロッパの多くのクリスマスマーケットでは、メリーゴーランドや観覧車が出ますが、フィンランドにはありません。フィンランドはかなり寒いので、-10℃のなかメリーゴーランドはちょっと厳しいですね。

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