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フィンドゥスの魚つりStackars Pettson

かわいそうなペットソンさん。ぼくが元気にしてあげよう。

ある秋の日。ペットソンさんは、窓の外をぼんやりながめて、ふさぎこんでいます。でも、ネコのフィンドゥスは元気いっぱい、いっしょにあそびたくてしかたありません。
「魚つりにいこう。そうすれば、気分もよくなるさ」
フィンドゥスは、ペットソンさんをうまくさそいだすことができるでしょうか?

作者情報

作・絵/スヴェン・ノードクヴィスト

1946年スウェーデンのヘルシンボリ生まれ。建築家や教師、グラフィック・アートなどの仕事にたずさわりながら、ずっと絵を描き続けた。1983年、オパール社の絵本コンクールに『アガトン・ウマンとアルファベット』で入賞。2作目となる『フィンドゥスの誕生日』で、おじいさんのペットソンとネコのフィンドゥスが誕生した。オリジナリティあふれる絵は、細部まで描きこまれ、一枚の絵のなかでさまざまなことが起きている。「フィンドゥス」シリーズは、幼児から大人まで世界じゅうで愛されている。

訳/ひだに れいこ

1980年富山県生まれ。デンマーク教育大学児童文学センターにゲスト学生として留学。大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。主な訳書に『キュッパのはくぶつかん』『キュッパのおんがくかい』(福音館書店)、『なぜイヌの鼻はぬれているの? ノアの箱舟のふしぎな話』(西村書店)、『穴』『10までかずをかぞえたこやぎ』『フィンドゥスの誕生日』『フィンドゥスが小さかったころ』『フィンドゥスのキャンプ』『たね』(ワールドライブラリー)などがある。デンマーク、ノルウェー、スウェーデン文学の翻訳・紹介を精力的に行っている。

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