パンやのブラウンさんBakermester Brun
町のパンやのブラウンさんは、大きくて茶色いものがすきなのです。
町のパンやのブラウンさんは、大きくて茶色いものがすき。
みたことないほど大きなパンがやけるよう、
とても大きな石がまをつくることにしました。
町じゅうのどの家よりも高いえんとつのついた石がまです。
でも、大きなパンとやき菓子をいっぱいやきすぎて、茶色がなくなってしまいました。
ブラウンさんは、いったいどうするのでしょう?
作者情報
作/ ヨーコランド
ノルウェー、オスロ国立芸術アカデミー出身のアスラク・ガーホルト・ロンゼンとエスペン・フライベルクによるデザイン・ユニット。上品なユーモアを交えた、北欧らしいアナログ感たっぷりの暖かみあるデザインで、分野にとらわれず、ドローイングや写真など様々なマテリアル要素を用いた独創的な世界をつくりあげる。
訳/ ひだに れいこ
1980年富山県生まれ。デンマーク教育大学児童文学センターにゲスト学生として留学。大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。主な訳書に『キュッパのはくぶつかん』『キュッパのおんがくかい』(ともに福音館書店)、『なぜイヌの鼻はぬれているの? ノアの箱舟のふしぎな話』(西村書店)、『穴』『フィンドゥスの誕生日』『フィンドゥスが小さかったころ』『フィンドゥスのキャンプ』『フィンドゥスの魚つり』『10 まで かずを かぞえた こやぎ』『たね』『パンやのブラウンさん』(ワールドライブリー)などがある。デンマーク、ノルウェー、スウェーデン文学の翻訳・紹介を精力的に行っている。